「1人が自由時間を過ごす休日」を設けることを夫と相談
この2つの事例についてAさんにお伝えしたところ、Aさんも「少し考えてみたい」と面談始めよりは明るい顔をして答えてくれました。
数カ月後、Aさんはもう一度産業医面談に来て心臓の検査では何も異常がなかったことを報告してくれました。前の産業医面談の後にご主人と産業医面談の内容について話し、もう少し子供が大きくなったらいつもそろって過ごしている休日について、親子2人で過ごすパターン、つまり1人が自由時間になるパターンを試してみようということになったそうです。
その後Aさんは産業医面談にはいらしてません。うまく自分の時間を取れるようになり、元気に働いていることを願ってやみません。
政府は3月12日、仕事と育児や介護の両立に関する改正法案を閣議決定し、男性の育休取得率の公表義務の対象を、1000人超の企業から300人超に拡大しました。また、取得率の目標値も100人超の企業は公表が義務となりました。
働く女性が増えてきている中、男性も育児に参加することは当然です。育児休業が増えれば、職場復帰する人も増えます。今日の話は、復帰明けのご家族、誰にでも起こり得ると思います。今日の話が、少しでもお役に立てば光栄です。