習慣&活用法
[1]時間軸不要の「ドット式」管理法
リフィルに時間軸はなく、代わりに予定欄の「ドット」を時間軸の目安として活用。たとえば左上には「朝イチ」、右上には「午後イチ」の予定を書く。顧客との商談には1時間程度をかけるため、この方式で十分という。愛用リフィルはバイブルサイズの「マルマン DP186」。
[2]超高速検索を実現する「マイ辞書」
えるため、入社後、独学で英語とドイツ語をマスターした。いまは仏系との仕事が多く、フランス語も習得中。必須フレーズを手書きでまとめたメモを挟み込んでいる。客先で開くには紙のメモが最速で最適。
[3]3種の色分けで迅速にタスクを把握
タスクは3色ボールペンで色分けしている。期日までに済ませるべき重要案件は赤字。契約完了、社内連絡などの決定事項は青字。そのほかのアイデアやタスクは黒字。済ませたタスクには線を引いてチェックする。日付は左側の週間スケジュールと連動している。
[4]月間予定表で繁閑具合を「鳥瞰」する
メーンの週間ページとは別に、月間ページも活用している。日付や時間が未定の場合には、ひとまず月間ページに書き入れ、詳細が決まったところで週間ページに転記。月間ページを手繰っていくと、過去・現在・未来を即座に一覧することができる。
[5]業界中の熱視線を集める「平中メモ」
金融業界ではレギュレーション(取引ルール)の変更で商環境が一変する。新聞記事や専門書などから、今後の変更予定を調べてメモに集成。手帳に挟み、常に携帯している。プレゼン用にまとめたところ、欲しがる顧客が殺到した。
(尾崎三朗=撮影)