輸出企業にとっては向かい風となる円高が、いまだに続いている。

しかし、円高は必ずしも悪いことばかりではない。輸入では円高メリットがあるし、企業が海外進出や海外投資をする際には円高が有利に働く。そこで企業のなかには「M&A(買収・合併)投資枠」を設けるところが増えている。

(構成=高橋晴美 図版作成=ライヴ・アート)
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