不快な時間を飛ばす「睡眠をコントロールする」技術
あなたは“眠気に種類がある”ということをご存知でしたか?
また、自分が眠気に襲われているその原因を眠気の種類別で考えるといったことも行ったことなどないと思います。
特に眠たくなった時に、冷静に自分を観察するのは、慣れるまではなかなか難しく感じるものです。
それでも、「眠気が出たときに原因を観察し、対処方法を使っては失敗し、また実践」を繰り返すことで、徐々に眠気や眠りをコントロールできるようになります。
すると今度は、眠りへの誘導も比較的簡単に行えるようになります。活動中(起床後から眠るまでの覚醒時)には絶対に邪魔な存在である眠気も、眠りにつくときにはむしろ必要なものとなります。
私はこの眠気をコントロールする技術を身につけてから、どのような場所でも眠気を発生させずに集中して活動することができるようになり、そして逆にどのような場所でも寝たい時に眠ることができるようになりました。
例えば、ハワイに行く飛行機の中、エコノミークラスに座り羽田空港を出るタイミングで眠りにつきます。そして、ハワイに着いたタイミングで目を覚ますといった形で睡眠をコントロールします。
この睡眠をコントロールする技術は、単純に眠らないだけでなく、不快な時間を飛ばすことにも使うことができるのです。
大一番で力を発揮するために必要
日中に活動しているときは眠気を抑え、夜眠りにつくときは眠気を発生させる。
「眠気をコントロールできる」ということは、「眠りを自由にコントロールできる」ことにダイレクトに繋がります。
多くの人が活動中にはいつ発生するかわからない眠気に怯えて生活しています。
この状況は、睡眠や眠気をコントロールしている状態とは言い難く、むしろあなたの生活が睡眠や眠気によってコントロールされている状態ではないでしょうか。
この眠気に対して、あらかじめ発生する条件を知っておき、そして適切な予防策を立てられるようになれば、不意打ちのような眠気に悩むことも激減し、全ての眠気を前日の睡眠時間だけのせいにする必要もなくなります。
眠気や眠りをコントロールできるということは、人生そのもののクオリティを大きく向上させることに繋がるのです。
普段、どんなに努力をしていても、ここぞというときに、その力を発揮できなければ、せっかくのあなたの能力が無駄になり、悔いが残ります。
あとで後悔する人生にしないためにも、今日から睡眠の対策をしっかりと行い、集中力や頭の回転、そして身体の機能を高めていきましょう。
あなたが曖昧に捉えている睡眠で、脳の能力や身体能力が勝手に向上するといった魔法のような出来事は発生しません。
あなたの能力の向上は、あなたが活動している間に、あなたの行動によって手に入るものです。