お手製ドレッシングがおすすめ

一方、やせやすい人は、油の比率を減らしたお手製のドレッシングを使っている人が多いようです。

私のおすすめは、油と酢が1対1。塩、こしょう、しょうゆなどの調味料も少なめにして、野菜そのものの味を味わうようにするとよいでしょう。

ドレッシングは作り置きせず、食べるときに少量の酢、オイル、塩、こしょうを振るだけでも、十分にサラダをおいしくいただけます。このとき、レモンやかぼす、ゆずなどの柑橘類をぎゅっと絞ると、塩分をさらに控えめにできます。

サラダにオイルをかけるイメージ
写真=iStock.com/miniseries
※写真はイメージです

マヨネーズのカロリーを抑える秘訣

マヨネーズは、できるだけ控えてほしい調味料の代表的存在です。大さじ1杯80kcalもあり、毎食のように使っていたら、カロリーの蓄積は相当なものになります。

森由香子著『ダイエットしたい人のやせるキッチン』(青春出版社)
森由香子『ダイエットしたい人のやせるキッチン』(青春出版社)

実際、太っている人にはマヨネーズをよく使う方が少なくありません。何にでもマヨネーズをかけないと気が済まない、いわゆる「マヨラー」の方には、「使う量を減らしましょう」と言っただけではなかなか減らしてもらえません。

そこで私は、マヨラーの方にはマヨネーズのカロリーを抑える秘策をお伝えしています。

マヨネーズを器にとったら、無脂肪ヨーグルトで薄めるのです。薄ければ薄いほどカロリーは減らせますが、最初は少しずつ薄めるのでよいと思います。

ただし、おいしくなければ長続きしないので、塩麹を少し加えてください。コクを保てる上に、有用菌(いわゆる善玉菌)が追加できます。腸内環境を良くする働きもプラスされ、一石二鳥です。

味覚には“慣れ”もあります。最初は「物足りないな」と感じても、しばらく続けているとちょうど良く感じるようになってくるものです。

ポテトサラダやタルタルソースなどを作るときも、ぜひ応用してみてください。

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