田村淳が「コミュ力お化け」になった意外な方法

続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第4位は、『超コミュ力』でした。

田村淳『超コミュ力』(すばる舎)
田村淳『超コミュ力』(すばる舎)

「コミュニケーション力の高い人」というと、どんな人をイメージしますか? 多くの人は、話がうまく、気の利いたことを言ってまわりを笑顔にする人を思い浮かべるのではないでしょうか。本書はまさにそんな人の一人、田村淳氏の著書です。

今日から使える田村流テクニックには、初対面の人と話すときに「あの、うまい棒、何味が好きですか?」と聞くことがあります。うまい棒は全世代に通じるネタである上、誰も傷つけることなく、会話を盛り上げることができます。

また「やりたいこと」を聞いてみるのもおすすめです。この質問によって相手の興味・関心を把握でき、その後の会話に生かせるためです。

誰もが認める「コミュ力お化け」の田村氏ですが、実は地元・下関から上京してきたころ、「自分の下関弁が通じるのか」「周りから田舎者とバカにされているのではないか」と委縮し、人に話しかけるのが怖くなっていた時期があったそうです。

そこで田村氏がとった行動はなんと、渋谷の真ん中で、道行く人に「渋谷駅はどこですか?」と尋ねるというものでした。これを積み重ねることで自信がつき、コミュ力が高まっていったといいます。

コミュニケーション力を磨きたいなら、本書の田村流テクニックを一つずつ試して、少しずつ自信をつけてみませんか?

ChatGPTは「婚活サポーター」にもなる

第6位の『堀江貴文のChatGPT大全』にもご注目ください。

堀江貴文、荒木賢二郎『堀江貴文のChatGPT大全』(幻冬舎)
堀江貴文、荒木賢二郎『堀江貴文のChatGPT大全』(幻冬舎)

世界中で大ブームを巻き起こしたChatGPT。公開からちょうど1年が経ち、機能も格段に変化しています。

「自分の業種・業界には関係ない」「ちょっと触ってみたけれど、やっぱり機械は機械。あまり役に立たない」と思っている方がいたら、ぜひ本書を手に取ってみてください。堀江貴文氏が「ChatGPTとは何か」や「ChatGPTを活用できる意外なシーン」をわかりやすく解説しているほか、さまざまな業種・業界の人が、ビジネスにおけるChatGPT活用術を語っています。

婚活サポーターとしてのChatGPTを例に挙げてみましょう。婚活サービスを提供するParasolの代表取締役である伊藤早紀氏は、アプリ婚活がうまくいかないときはChatGPTに相談するとよい、とアドバイスします。機械相手の方が気軽に相談できるし、何を言われても腹が立ちません。しかも「相手にいつ・何を連絡すべきか」「相手に何を連絡すべきか」について客観的なアドバイスをもらうこともできます。

「ChatGPTは自分には関係ない」と思っている人も、本書を読んでみると、新たな発見があるかもしれません。