高額な年会費の元がほぼ取れるケースも
口座を開いても毎月入金するとなると、少し面倒くさいですよね。具体的に続けるためのおすすめの戦略としては、クレジットカードでの自動積み立てです。
カードで買い物をする時と同じように、決済日に後払いするシステムです。毎月の積み立て額を設定すれば、証券会社によって定められた日に投資信託の買い付けが自動で行われます。私がおすすめの証券会社としてあげた楽天証券とSBI証券も、クレカ積み立てが可能です。
クレジットカードで買い物をするとポイントが付加されるのはみなさんもご存じですよね。投資資金をクレカで積み立てることでもポイントがつきます。
自分の口座にお金を積み立て投資しているだけなのに、買い物をしたようにポイントが貯まります。投資信託を積み立てれば積み立てるほどリターンされるといえます。1.0%還元であれば、月5万円の投資に対して500円、年間6000円相当のポイントが得られます。つまり、長期的に投資できる仕組みもつくることができて、ほぼリスクなしでポイントももらえて、ダブルでお得です。
口座を開くなら今年中が絶対いい
特に該当するクレジットカードを持っていない場合は、積み立てた時にポイントが貯まるクレジットカードを今年中に申し込みましょう。
いずれにせよ、クレカ積み立ては積み立て投資する人にとっては強力な武器であり、マストアイテムです。利用しない手はありません。
現行NISAの口座を持っていれば、新NISAの口座は自動で開かれます。例えば楽天証券で口座を持っていたら、そのまま楽天証券に、SBI証券に口座があればSBI証券に開かれるので何もする必要はありません。
つみたてNISAと新NISAは別のものですが、今年中に口座を開いておけば、利益に対して税金がかからない枠が増えます。
これまでつみたてNISAで投資してきた商品は新NISAの口座に移すことはできませんが、現行NISAで投資した分は、引き続き運用し続けられます(現行のNISA口座で買い付けた金融商品は新NISAの口座に移管することはできませんが、買い付けた金融商品は非課税期間が終わるまで非課税のメリットを受けられます)。
来年からと考えずに、今すぐにでも始めましょう。