暗記教科はChatGPTでの「壁打ち」が有効
暗記をがんばる暇があったら、むしろ生成AIでどんどん壁打ちをしよう。生成系AIは、まるで人と話しているかのように自然な対話ができるAIのことだ。ChatGPTやBing、Bardなどが話題になっているから、すでに試している人も多いかもしれないね。
「○○という小説の感想を800字で書いて」と指示を出せば、数十秒ですぐに感想文をつくってくれる。東京都教育委員会は都立高校に「夏休みの宿題でAIの回答をコピーして提出しないように」と注意を促したほどだから、レベルもそれなりに高い。
もちろんAIの回答を丸写しするのはNGだが、AIを道具としてうまく活用できるようになれば、出てきた回答をベースによりよいアイデアを生み出したり、膨らませたりすることもできるだろう。生成AIは一振りで世界が変わる魔法の杖ではないが、何度も質問を変え、言葉を投げて指示を出していけば、いろんな意見や可能性がみえてくる。あと数年も経てば、検索の代わりにAIに聞く未来がやってくるだろう。10代のうちから慣れ親しんでおき、上手に使いこなせるようになっておこう。