「世界が核戦争を起こさないために」

さらに興味深かったのは、多くの人から、「この問題について教えてくれてありがとう」という感謝の声をもらったこと。「この映画がもっとアメリカ人の核に対する関心を高めてほしい」「世界が核戦争を起こさないための注意喚起になってほしい。そのための映画」と話す人もいた。

まだ映画を見ていない人からも、今回の対話で観にいく気になった、もっと歴史を知りたくなったという声が聞かれた。

ニューヨークで筆者のインタビューに答えてくれた20代の若者たち
筆者撮影

見た人も、まだ見ていない人の間でも話題が広がっていく。それだけでも戦争について考えるきっかけになり、さらには、自分たちの国の歴史に真摯しんしに向き合うことの重要さと難しさを、同時に伝えている作品でもある。

ぜひ日本でも公開され、皆さんがそれぞれの目で判断する機会が訪れることを願っている。

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