「自分の子分を探してこい」

マッキンゼー東京事務所の会議風景(1980年代のもの。写真提供=斎藤顯一氏)。

『企業参謀』が出版された1975年、私はマッキンゼーに入社しました。

それまでのマッキンゼー東京事務所は、さほど業績は良くなかったと思います。ところが『企業参謀』がヒットするや、東京事務所にいろいろな会社から問い合わせがくるようになりました。「これは忙しくなるぞ」と思ったのを覚えています。1976年以降は、会社のギアが一段階上がったような感じでした。