お酒を飲んでもストレスの原因は解消されない
お酒を飲むと脳内にドーパミンが分泌され、興奮したり、楽しくなります。
仕事でストレスを抱えて気持ちが沈んでいるときなどは、お酒の力を借りて気分転換し、気持ちを高めていくといいでしょう。
しかしお酒も飲み過ぎると、逆効果になることがあります。ドーパミン受容体が増えるため、もっとドーパミンがほしいと脳が反応して、アルコール依存症に発展しかねないのです。
飲み方次第では、お酒はやる気を上げるのに役立ちます。しかし、ストレスの原因である職場の人間関係や、仕事でのミスなどは、飲んだからといって帳消しになるわけではありません。
短期的にお酒の力を借りるのはいいですが、憂さを晴らすためにお酒に頼り続けていると、長期的には自分の将来を見失うことになるので注意してください。
1日3食の食事は食べ過ぎかもしれない
「腹が減っては戦ができぬ」というように、たくさん食べたほうがやる気が上がると思っている人も多いかもしれません。
しかし、1日3食きっちり食べているのに、「なんだかやる気が出ない」と感じている人は、むしろ食事の回数を減らしてみてください。
とくにコロナ禍以降、自宅でリモートワークをする機会が増えた人にとって、1日3食の食事は食べ過ぎともいえます。
胃腸は食べ物を摂取して消化・吸収している限り、休むヒマがありません。「腸内環境」と「やる気」の関係は前述した通りです。
胃腸をメンテナンスする時間がないと、腸内環境は悪化しやすくなります。
食事の回数を減らして、空腹の時間をつくることは胃腸をいたわることにつながるのです。
理論的には、10時間食べ物を口にしなければ、肝臓に蓄えられた糖がなくなり、脂肪が分解されてエネルギーとして使われます。
摂取カロリーが減ってダイエット効果も期待できるため、この時間を目安に食事の回数を減らしてみるのもいいでしょう。