サラリーマンのスキルは「バカ」にできない
インフレの影響で実質賃金は下がり、仕事でも能力を不当に低く評価される「サラリーマン冬の時代」はしばらく続くでしょう。その冬の時代を乗り越えても、こつこつ貯めてきた給料だけでは、旅行すら満足にできない厳しい老後が待っています。
それならば会社を買って、サラリーマンとして培った能力をフルに発揮してみるべきではないでしょうか、というのが私の考えです。
大丈夫です。サラリーマンの能力、経験、そしてスキルは、当事者である「あなた」が思うよりずっと優れています。
ある程度の規模の大手企業や中堅企業に勤めたサラリーマンで、係長以上のマネージャーを経験しているならば、数人から数十人程度の規模の会社までは経営できる能力を身につけている――というのが、現場で多くの人に会い、実例を見てきた私の偽らざる実感です。
あなたの経験、スキルを求める中小企業が待っている
起業してイチから事業を興したり、脱サラして蕎麦店を始めたりするよりも、すでに存在していて、その事業がしっかり回っている会社を買うほうがはるかに成功の可能性は高いといえます。
世間では、「サラリーマンが会社を買うなんてできるわけがない」と思い込んでいる人がまだまだいます。だからこそ、早く動き出した人はいい会社を安く手にすることができます。
新著『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』では、この5年間に、実際にそのようにして会社を買った人々の事例を多く紹介しています。
現在の「おいしい」状況は最長でも5年、早ければ2〜3年で終わります。サラリーマンが会社を買うなら、「いますぐ」動き出すべきです。あなたの能力を求める中小企業が待っています。