行動力を高めるには何をすればいいか。プロコーチの林英利さんは「考えはあっても行動に移せない人は、もっと小さく、いますぐ自分にできることは何か問いかけるクセをつけるといい。気軽にできることが見えると、すぐに行動を起こすことにつながる」という――。
※本稿は、林英利『一瞬で自分を変えるセルフコーチング 最高の「気づき」を得る、自問自答の技術』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
変わるのは、「とにかく、やってみる力」
人はどうすれば「行動」を起こすのか?
何かを変えたい、変わりたい――そう思ったとき、必要不可欠なのは「行動」です。
長年コーチングに携わる中で、多くの人の「こうしたい」「こうなりたい」という自己実現の願いを聞いてきましたが、「考える」ばかりが先行して、なかなか「行動」に移せない人も少なくありません。
失敗するのではないかと心配になる。
他人の目が気になって二の足を踏む。
「いまじゃなくてもいいのでは?」と躊躇してしまう。
その気持ちはよくわかります。
しかし、「考え」がいくら立派でも、「行動」が伴わなければ、変化も、成長も起こりようがないのです。
では、どうすれば人は「行動」を起こせるのでしょうか。