行動力を高めるには何をすればいいか。プロコーチの林英利さんは「考えはあっても行動に移せない人は、もっと小さく、いますぐ自分にできることは何か問いかけるクセをつけるといい。気軽にできることが見えると、すぐに行動を起こすことにつながる」という――。

※本稿は、林英利『一瞬で自分を変えるセルフコーチング 最高の「気づき」を得る、自問自答の技術』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

高層フロアでガッツポーズをする女性
写真=iStock.com/Chinnapong
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変わるのは、「とにかく、やってみる力」

人はどうすれば「行動」を起こすのか?

何かを変えたい、変わりたい――そう思ったとき、必要不可欠なのは「行動」です。

長年コーチングに携わる中で、多くの人の「こうしたい」「こうなりたい」という自己実現の願いを聞いてきましたが、「考える」ばかりが先行して、なかなか「行動」に移せない人も少なくありません。

失敗するのではないかと心配になる。

他人の目が気になって二の足を踏む。

「いまじゃなくてもいいのでは?」と躊躇してしまう。

その気持ちはよくわかります。

しかし、「考え」がいくら立派でも、「行動」が伴わなければ、変化も、成長も起こりようがないのです。

では、どうすれば人は「行動」を起こせるのでしょうか。