メディアに関わっている人間の数が多すぎる
そしてこれは、NHKも新聞社も民放も通信社も、メディアに関わる人たち、会社の数が多すぎて、オーバーストア状況となって、日本国内では利益なき過当競争に陥っているにもかかわらず、資本の集約もされず、業態転換のスピードも遅いためにみんなで苦しくなっている、というのが現状ではないかと思います。少なくとも、仮想的は民業圧迫するNHKではなく、人口減少している地域の新聞や地方局は合併も含めて再編やリストラを進め、適正な数までプレイヤーを減らすしか方法がないのではないかと思うんですよ。
そういう日本のメディア業界全体の構造も踏まえたうえで、民主主義を支える「国民の知る権利」や「放送の多元化確保」の構想に着手しないとなりません。
問題は、そういう全体も理解してNHKは経営委員会が運営されているのかや、その中で公共放送が担っていく主体的な役割について吟味する必要があるにもかかわらず、積極的にビジョンが示されないということに尽きるんじゃないでしょうかね。