会話を盛り上げるにはどうすればいいのか。構成作家の永田篤さんは「相手のしゃべるモチベーションを上げるためには合いの手をうまく使うことが大切だ。『それで?』の一言でも、大きな効果を発揮することがある」という――。

※本稿は、永田篤『一番「伝わる」会話のコツ だから僕は、しゃべらない』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

ラジオの収録
写真=iStock.com/South_agency
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合いの手をうまく使えば会話の方向を左右できる

ラジオにおける合いの手とは、けっして会話の主導権は取らないものの、会話の方向を左右させるものです。

基本的に、トークは話す人・聞く人の2人でするものだと思っています。しかし、ラジオの場合、1人しゃべりというジャンルが存在します。2人でのトークは誰しも経験あると思いますが、1人しゃべりはラジオをやるまで、基本的に未経験で苦手だと思います。1人しゃべりのときに話しやすくサポートし、そしてリスナーさんにとっても分かりやすく聴き心地のいいものにするのが、合いの手の存在だと思っています。

そんな、意外と大事な合いの手の中で、僕が特に使っているものをいくつかご紹介します。