VTuberのキズナアイがきっかけでアニメーション動画を学ぶ

悲惨な生活の中、あるお客さんが自分で作ったYouTube動画を見せてくれました。ちゃんとエンドロールまで作ってあって、とても良い仕上がりでした。

ボクはその子にどういう編集ソフトを使っているか聞き、早速自分でも動画を作ってみました。

それからというもの、すっかりハマってしまい、四六時中、動画制作で頭がいっぱいになりました。店にいる時も風呂に行く時も酒を飲んでいる時も、どういう動画を作ろうか常に考える生活でした。

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写真=iStock.com/AndreyPopov
四六時中、動画制作で頭がいっぱいに(※写真はイメージです)

他のYouTuberの動画も観ていろいろ研究してみました。VTuberのキズナアイを発見して、ボクもこういう動くアニメーションを作ってみたいと思い、アニメーション動画を作る方法をいろいろ調べました。

敷金5万円を握りしめ、家賃1万8000円のアパートに引っ越し

一方、経営が悪化の一途をたどっていました。人気カードの大幅なルール改定で、全国のカードショップが次々に潰れる「大恐慌」が起き、次の商品を仕入れる余力すらなくなってしまいました。

2017年の10月、とうとう力尽き、2年半営業した3号店を閉店することになりました。

僕は返ってきた敷金5万円を握りしめ、家賃1万8000円のアパートに引っ越しました。家賃が安いのは事故物件だからです。

金も仕事も無く、とりあえず年末の宅配バイトの面接に行きました。定期的に仕事をもらえないか聞いてみると、ちょうど翌月から人員が1人抜けるのでやってみないかと言われ、1日3~4時間の配達の仕事を請け負うことになりました。また高齢者向け配食サービスの配達も始めました。