惣菜やレトルトはアレンジして量を半分に

また、最近は、牛乳や豆腐などでも長期保存できるものが販売されているので、こちらを活用することで、毎日買い物にいく手間も省けます。

そして、休日に2~3品のおかずを作り置きして冷蔵・冷凍しておけば、毎日、それなりに豊かな食卓にできるはずです。

もちろん、たまには惣菜やレトルト食品なども利用してください。そうした食品の多くは味が濃いめで塩分が多いので、アレンジして薄味に仕上げることが重要です。

森由香子『60歳から食事を変えなさい』(青春出版社)
森由香子『60歳から食事を変えなさい』(青春出版社)

たとえば、ポテトサラダは牛乳でのばしたり、ゆでたブロッコリーを加えて量を増やすなどしてから、半分に分けてください。量が半分になれば、当然からだに入る塩分も半分になります。

市販のミートソースやシチュー、カレー、スープなども、牛乳やヨーグルト、水を少々加えて薄味にアレンジしてみましょう。

きんぴらなどの煮物は、生野菜と混ぜることで、あっさりおいしくいただけます。

ほかにも、豆腐やスキムミルクを活用するなど、アイデア次第で薄味にする方法はいろいろあると思います。

自分で料理を作ると気持ちも前向きになり、脳の活性化にもつながります。ぜひ、トライしてみてください。

【関連記事】
動脈硬化を引き起こし毎年50万人超が死亡…健康管理の専門家が「絶対に口にしてはいけない」と話す食品
「脳トレはほぼ無意味だった」認知症になっても進行がゆっくりな人が毎日していたこと
「寝たきりになりたくなければ海藻を食べなさい」医師が勧める筋肉をつける食事の新常識
数えきれないほどの老化原因物質を無毒化する…ビタミンCより優れた抗酸化作用を発揮する植物成分の正体
「10万人の胃腸を診た専門医が警鐘」日本人の約5割が毎朝食べている胃腸に最悪の"ある食べ物"