“皇室を支えなければ”と熱意が強まれば強まるほど…
一方、紀子さんのほうは、チャールズ国王の戴冠式に行って「将来の皇后」としての自覚や覚悟を強めたに違いないが、その熱意が強まれば強まるほど、秋篠宮家の職員たちの懸念が増すというのである。
「皇嗣妃として“私が皇室を支えなければ”という紀子さまのご自負が強まることで、仕事への要求水準がさらに上昇してしまうことに、皇嗣職の職員たちが戦々恐々としているのです」(皇室担当記者)
ここから、毎度おなじみの「秋篠宮家“ご難場”論」が展開され、料理人のメニューまで紀子さんがチェックして、肉の種類を変えさせるなど細かくオーダーすることは日常茶飯事。そうしたことが繰り返されるため、宮内庁職員は秋篠宮家に異動になることを嫌がり、公務で外出の時、渋滞にはまると機嫌が悪くなる紀子さんのことを、皇宮警察官が「般若」と呼んでいると続くのである。
さらに週刊新潮(5月4・11日号)は、小室圭さんと結婚した眞子さんの近況、次女佳子さんの結婚問題、長男悠仁さんの進学問題などについて記者が質問しても、警察庁出身の加地隆治・皇嗣職大夫は要領を得た返答をしない。特に最近はそれが顕著だと報じている。
会見が“空洞化”している理由
新潮によれば、4月7日の会見では、秋篠宮一家の引っ越しが終わったが「佳子さまはどうされたのか」と記者から尋ねられても、「私室の部分の利用については説明を控える」と居住実態を明らかにせず、
「記者からは『御仮寓所は本邸の完成後、事務棟として活用する名目で国費が支出されたはず。これでは目的外利用だ』と畳みかけられても『ご意見として承る』と言うばかりでした」(宮内庁担当記者)
翌週の14日には、春休み中の悠仁さんの生活についての質問があったが、加地大夫は「基本的に公的な行事以外はお知らせしない」といったそうだ。そうした過剰な「隠蔽体質」に業を煮やした記者会から批判の声が上がったが、それというのも、
「秋篠宮ご夫妻は、毎週の皇嗣職大夫の会見を文書化してご覧になっています。これをもとに、しばしば紀子さまから大夫や皇嗣職幹部に『ここはこう言うべきでしたね』などと、細かなご指導があるといいます。会見が“空洞化”しているのは、余計なことを言うまいと大夫が過剰に自主規制していることも一因ですが、そもそもご夫妻に『プライベートは明かさなくていい』『記者会のリクエストに応じる必要はない』とのお考えがあるのは間違いありません」(宮内庁関係者)