「ほかの皇族方の距離を感じました」
秋篠宮佳子さんと悠仁さんが2人並んで手を振っている。
その視線の先には、チャールズ英国王の戴冠式に出発するために邸を出る秋篠宮と紀子さんがいた。
秋篠宮家一家がそろって報道陣の前に出るのは約5年ぶりになるそうだ。16歳の悠仁さんは姉の佳子さんより背が高くなっているが、しっかり者のお姉さんと並ぶと、失礼ないい方になるが“ひ弱”な感じがしてならない。
将来、天皇になるという“重圧”に耐えられるのか。いらぬおせっかいだろうが、いささか心配になる。
皇族が海外を訪問する際、見送りについて明確なルールはないようだが、天皇が即位前の2018年にフランスへ公式訪問した時は、雅子さんのほかに秋篠宮一家、高円宮一家が東宮御所で見送ったというから、
「今回の訪英は、皇室にとっても重要な案件であったにもかかわらず、ほかの宮家からはお見送りに誰もいらっしゃらなかったことから、秋篠宮ご夫妻とほかの皇族方の距離を感じました」(宮内庁関係者=女性自身5月30日号)
今回初めて政府専用機を利用したことも批判の対象になっている。
“相手国によって姿勢を変える”と受け取られる
秋篠宮が2019年にポーランドやフィンランドを公式訪問した際は、宮内庁がどんなに勧めても、一般人の乗る定期便の使用に固執したため、搭乗機のトラブルでポーランド到着が遅れ、儀礼を欠く結果になったという。
今回は絶対そんなことがあってはならないために専用機を使ったのかもしれないが、
「しかしこの判断は“相手国によって姿勢を変える”ということで、本来は皇室が絶対やってはいけないことなのです」(同)
快適な政府専用機で15時間もの長旅の後、夫妻が出席した戴冠式では、紀子さんの和服姿が注目を浴びたようだ。
「70年ぶりの戴冠式はあいにくの雨に見舞われたが、重厚感のある馬車に乗ってウェストミンスター寺院に向かうチャールズ国王とカミラ王妃の姿を沿道から多くの人が見守った。和服で参列された紀子さまは、多くの出席者のなかでもパッと目立つインパクトがあった。
『紀子さまは、松竹梅や四つ菱などの有職文様が描かれた薄いピンクの三つ紋の訪問着に、格調高い七宝に唐花文様の帯を絞められていました。
モーニングコートをお召しの秋篠宮さまにあわせれば、よりフォーマルな色留袖…という選択肢もあったと思うのですが、チャールズ国王は今回、戴冠式の簡略化を提唱されていたので、格やフォーマル度にこだわらず衣装選びをされたのではないでしょうか』」(皇室のファッションに詳しい歴史文化学研究者の青木淳子さん=NEWSポストセブン 5月13日 07:00)