「Bランク企業」は理系や文系SEを採用する

Bランク――「MARCH中心採用」企業

Bランクは、

学歴上位
・旧帝大:東京大学・京都大学・名古屋大学・東北大学・北海道大学・大阪大学・九州大学
・早慶上理ICU:早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学・国際基督教大学

ボリューム層
・MARCH:明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学

学歴下位
・日東駒専上位層:日本大学・東洋大学・駒沢大学・専修大学

といった企業です。

ここには、理系学生を多く採用する企業と、ITベンチャーやインフラ企業などで文系の学生をSEとして採用する企業が集まっています。

採用人数が多いのが特徴で、平均年収800万円前後

Bランク企業の例
・ 大手ITベンチャー……リクルート、サイバーエージェント、楽天グループ、Yahoo! JAPAN
・ スーパーゼネコン……大林組、鹿島建設、大成建設、清水建設、竹中工務店
・ 通信・SIer……NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI、NEC、NTTコミュニケーションズ、日鉄ソリューションズ、伊藤忠テクノソリューションズ、日本総研、大和総研、電通国際情報サービス、BIPROGY(旧・日本ユニシス)、SCSK
・ 大手メーカー……日立製作所、川崎重工業、キーエンス、富士フイルム、京セラ、日本IBM
・ 大手インフラ……東京電力、関西電力、中部電力、東京ガス、大阪ガス
・ 損害保険……東京海上ホールディングス、MS&ADホールディングス、SOMPOホールディングス
・ 商社・専門商社……豊田通商、双日、兼松、日鉄物産、JFE商事、三菱食品

これらの比較的学歴に寛容なラインを設けている企業は、採用人数が多いのも特徴です。

日本IBM、日立製作所、富士フイルム、伊藤忠テクノソリューションズや、建設系の大成建設や大林組はいずれも技術者として、1社あたり100人や200人といった規模で大量に採用しています。平均年収は800万円前後。お子さんの教育費を鑑み、就職を見据えて大学を選ぶならば、最低でもこのレベルを考えたいのが親心ではないでしょうか。