相手のいいところを素早く見つけ、素直に評価できる
もめ事は避けたい
こんなことで悩んでいませんか?
○ ホンネを言うのが苦手
○ 誰かの意見や考え方に合わせがち
○ 無難で当たりさわりのないことを言ってしまう
なるべく角が立たないように、と何かと中立的な立場をとる人がいます。
フェアでいることは一見よいことのように思えますが、どっちつかずの対応をとり続けていると、
○ 相手の印象に残りにくい
○ よそよそしい関係から発展しにくい
○ 納得のいかない結論に決まってしまうことがある……
といった、悪い事態につながってしまうかもしれません。
変身ポイントは「尊重力」
なぜそんなことが起きるのでしょうか。
それは、変身ポイントである「尊重力」がマイナスにあらわれているからです。
「尊重力」とは、人に敬意をもって接し、忠実に行動する力のこと。
尊重力が高い人は、どんな立場の相手にでも敬意を表し、礼を尽くすことができます。また、相手のいいところを素早く見つけ、素直に評価できるのも、尊重力が高い人の特徴です。
ここでの悩みのように、「当たりさわりのない態度をとることが多い」といった「尊重力」がマイナスにあらわれていることも、自分にとっての大きなエネルギーにできるのです。
「自分の考えをハッキリさせる」ための前置き
「尊重力」がマイナスにあらわれると
では、なぜ「当たりさわりのない態度をとってしまう」のでしょうか。
このような人は、相手を過度に尊重するあまり、「気にさわらないように」「なるべく問題を引き起こさないように」と、何事にも慎重になり過ぎる傾向があります。結果として、角が立たないぶん、曖昧でどっちつかずな答え方をしやすくなってしまいます。
これは一概に悪いこととはいい切れません。
このような人は、思考が柔軟で、大きな変化にもすぐに適応できるのが特徴です。たとえば、チームの体制や組織の方向性がガラッと変わっても、動じることなく適応できるのは、このような人ならではの魅力です。
ただし、人間関係の局面では、相手に「物足りない」「腹を割って話せない」とマイナスに受け取られてしまうこともあるようです。