顔が売れているマスコミ系は今後も増えそう

広い意味でのマスコミ系も多い。三村申吾(青森)は出版社の新潮社、山本一太(群馬)は朝日新聞にいたことがある、小池百合子(東京)はキャスター、黒岩祐治(神奈川)はフジテレビ、馳浩(石川)はプロレスラー、川勝平太(静岡)は著名な大学教授、蒲島郁夫(熊本)は農協職員から大学教授に、玉城デニー(沖縄)はラジオ・パーソナリティ。顔が売れていて、演説がうまく、ルックスが良ければやはり選挙では強いし、今後も増えそうだ。

自由業は、吉村洋文(大阪)が弁護士であるだけで意外に少ない。

一般企業サラリーマンでは、吉村美栄子(山形)がリクルート、熊谷俊人(千葉)がNTTコミュニケーションズ、三日月大造(滋賀)がJR西日本、中村時広(愛媛)が三菱商事だ。新田八朗(富山)が日本海ガス、伊原木隆太(岡山)は天満屋と地吾元名門企業のオーナーである。

地方議員経験者は4人だけ。市町村長経験者は現在、北海道の鈴木直道(夕張町長)、青森の三村申吾(百石町長)、秋田の佐竹敬久(秋田市長)、栃木の福田富一(宇都宮市長)、千葉の熊谷俊人(千葉市長)、大阪の吉村洋文(大阪市長)、愛媛の中村時広(松山市長)の7人だ。

かつては、特定の市町村の首長を知事にするのには抵抗が強かったのだが、最近は増えている傾向がある。国会議員経験者は14人。野党議員が中央政界での将来に絶望してというケースもある。

東京大学卒はなんと47人中27名

学歴を見ると、東京大学が過半の27名。1993年の細川連立政権成立以降、東京大学出身の首相は、二世代議士であり、億万長者で工学部出身というまったく伝統的な首相像とは違い、「宇宙人宰相」などといわれた鳩山由紀夫だけだ。その不振ぶりとは逆に、知事はあいかわらずで、「末は博士か大臣か」ならぬ、「末は教授か知事か」は健在だ。

47都道府県知事の年齢と最終学歴一覧
図表=筆者作成