結果が出せなければすぐ干される…それも当たり前
こんな僕のような人間は、結果を出せなくなれば、あっという間に干されます。それは間違いないでしょう。
でも、そうなることに対しても、まったく怖さはありません。
なぜなら、それが当然だと思うからです。
技術が錆びついて結果を出せなくなれば、必要とされなくなります。体が衰えて結果を出せなくなったとしても然りです。そうなったら淘汰されるべき。結果を出せない人は、求めてもらえない世界です。
子供の頃から大人たちの顔色ばかり窺って生きてきましたが、だからといって、僕は自分の人生を生きていないわけではありません。
むしろ、そうだからこそ、わがままに生きられるよう、自分の力で自分の居場所を作り、必死に立ち回ってきたつもりです。その目的はただ1つ。
ありのままの自分で生きていきたいから──。
自分を偽らなくても求められる存在になりたかった
たとえば、もっと周囲の人にペコペコすれば、もっと簡単にトップを獲れていたかもしれません。
それがわかっていても、僕にはできなかった──。
僕が目指したのは、“自分を偽らなくても求められるジョッキー”であり、実際に今、僕を必要としてくれる人は僕なりにたくさんいます。これだけ勝たせてもらえているのが何よりの証拠です。
僕は僕で、その人たちのために頑張りたいと素直に思えます。
そして僕のままで頂に登り、歳を重ねて振り返ったときに、自分に対して誇れる人生でありたいと思っています。