なぜアメリカの富豪は莫大な寄付をするのか。ジャーナリストの池上彰さんは「聖書の記述が、アメリカの寄付の文化を生み出した。『マタイによる福音書』に、『金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい』というエピソードがある」という――。

※本稿は、池上彰『聖書がわかれば世界が見える』(SB新書)の一部を再編集したものです。

星条旗の下には大量の100ドル紙幣
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“離縁してはいけない”フランスで事実婚が多い理由

「マタイによる福音書」には、イエスが離婚を禁じた個所が出てきます。