仏教の根本原理では、人間の心身が本当に感知できるのは「苦」という感覚だけである、と考えます。

月読寺住職兼正現寺住職
小池龍之介

1978年、山口県生まれ。95年僧籍を取得。東京大学教養学部卒。著書は『考えない練習』(小学館)ほか多数。

「快」を感じるのは、もともとあった「苦」が減じた状態を「快である」と脳が情報処理しているにすぎない。「一切皆苦」、すなわちすべての感覚は「苦」でしかない、と。つまり、快楽というのは脳がつくり出したバーチャルな感覚なのです。

(構成=小川 剛 撮影=向井 渉)
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