ビジネス案件で失うのは「お金」だけではない
投資の失敗は基本的に「お金」だけで済みますが、怪しいビジネス案件に手を出しての失敗は、「お金」以外にも「信用」を失う可能性もあります。この場合、人生におけるダメージは計り知れません。実際、私の周りでもネットワークビジネスに手を出し、周りに迷惑を振り撒き、音信不通になっている人もいます。
それを思えば私の場合、若い頃に、致命的な傷を負わない程度に、「一緒にやろう」の洗礼(?)を受け、失敗経験を積めたことは良かったと思っています。もし、経験の浅い段階で、「一緒にやろう」との耳障りの良い言葉に乗せられ、質の悪いビジネス案件に手を出していれば、今では、(悪い意味で)別の人生を歩んでいたかもしれません――。
ちなみに現在、私のもとにやってくる、さほど親しくない(疎遠な)人からの一方的なビジネス案件に関しては、ほぼすべてが怪しい(もしくは魅力的ではない)案件と言っても過言ではありません。
もちろん、それらはすべて断っておりまして、前述のプロテインビジネスも丁重にお断りしました。
一方で、それなりに親しい(普段からよく会っている)人からのビジネス案件には、それなりに魅力的な話もあり、中にはご一緒しているものもあります(そして、それなりに成果は上げている)。
その意味では、普段から付き合う人をしっかり選ぶことも、怪しい案件に引っかからないための、大きな予防策にもなるわけですね。
もっとも、それも非常に難しいことではありますが。