年初から少子化対策が話題になっている。『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』の著書がある中央大学教授の山田昌弘さんは「日本では欧米とは違うタイプの少子化が進行している。欧米流の両立支援を取り入れるだけでは不十分で、多数を占める非正規女性へのアプローチを含め、考えうる『全て』の手を打っていく必要がある」という――。
なぜ今年なのか…
年初(1月4日)、小池都知事が、少子化対策として子ども1人当たり月額5000円給付案を発表した直後、岸田首相が「異次元の少子化対策に挑戦する」と宣言した(友人から、「異次元ってどういう意味?」と聞かれて即答できなかったが)。
少子化と言われて長い時間が経過しているのに、なぜ、今年なのか、ということについてまず考えてみたい。
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