ワインを好むフランス人は心臓疾患になる人が少ない
血管の健康に良い食材として、「野菜や果物の皮」が挙げられます。野菜や果物の皮には、ポリフェノールという抗酸化物質が豊富に含まれています。赤ワインに含まれている成分として記憶している人も多いでしょう。
ワインを好んで飲むフランス人は、他の欧米人と同じように肉をたくさん摂取していますが、なぜか心臓疾患になる人が少ない傾向にあります。その理由は、赤ワインに含まれているポリフェノールにあることが判明し、世界中で赤ワインがブームになりました。
ポリフェノールを豊富に含むのは「赤い皮」
このポリフェノールは、赤ワインの原材料に含まれるブドウの皮はもちろん、ほとんどの野菜や果物の皮にも豊富に含まれています。野菜や果物の皮は、がんの発症リスクを低下させることがわかっています。
野菜や果物を食べる際は、無理のない範囲で「皮ごと」食べることをオススメします。できれば無農薬で栽培されたものを選びたいところですが、そうでない食材についてはしっかり水洗いしてから食べれば大丈夫です。
「皮」の中でも特にオススメは、ブドウ、りんご、ピーナッツ、アーモンドなど、赤色をした皮です。赤色の皮には、ポリフェノールの一種である「レスベラトロール」という成分が含まれています。
レスベラトロールには、血管の若返り効果のある「サーチュイン」という物質を活性化させるという研究報告もあるのです。これまで皮を捨てていた人は、健康にいいサプリメントだと思って、食べるようにしましょう。