彼女たちは何に飢えているのか
「あとホス狂いの女はロクなのがいないです。仲は良くても、あまり好きになれません」
ロクな人がいないとはどういうことか。
「ホストクラブは趣味とか、好きなことがなかった人がハマる。それでホストに依存して執着する」
「好きなことがない人間なので、まず人として面白くない。いままで何も楽しいことがなかった、みたいな人はハマりやすい。それで担当がすべてになっちゃう。私は自分の大切なモノ、好きなモノは説明できる。でも、多くのホス狂いは自分には何もないってコンプレックスがあるから、男とか人に依存しちゃう。ホス狂いは薄くて、面白くなくて、何も持っていない人ばかり。つまらない人たちです」
安部里穂子は、本当によく食べる。ご飯も頼んでいいですかとライスの中と、肉の追加を注文している。食べたものは帰ると吐くので、どれだけ食べても問題ないようだ。追加の肉を焼き、風俗嬢になった理由や親との関係を語りながら食べまくる。最終的には10人前を食べ尽くした。満腹になって満足したようで、北新宿のマンションに歩いて帰って行った。