高山祐介さん(27歳)は、18歳から生活保護を受けている。最初に生活保護を申請したとき、高山さんは「どう生きればいいのか、わからない」と話した。精神保健福祉士の植原亮太さんは「日本の福祉制度は『家族』を前提にしているため、親に頼れなかった高山さんは制度の隙間に落ちてしまった」という――。
※本稿は、植原亮太『ルポ 虐待サバイバー』(集英社新書)の一部を再編集したものです。
なぜ困窮者はひとり耐え忍ぶのか
虐待を受けてきた人が生活保護を受けることになる際の共通点がある。それは、どんな困難に陥ったときも、人に頼らず、頼れず、孤立しながら生きているということである。
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