「顔出し」を実践できる人は多くない

なお私の場合、「再生回数を増やすためにSEO対策をする」などの特別なことはせず、わかりやすい動画をつくることと、コツコツと動画の量を増やすことに専念しました。週1本つくって動画配信にアップするのが精いっぱいでしたが、それでも1年半ほど続けて、動画が50~60本ほどネット上に常時あるという状態にまでなると、動画を見て問い合わせをしてくれるお客様が増えたのです。

大森健史『日本のシン富裕層 なぜ彼らは一代で巨万の富を築けたのか』(朝日新書)
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最近は海外移住のお問い合わせが多く、忙しくて動画を出せない週も増えてしまい、申し訳なく思っています。ただ、本業のビジネスにお客様を誘導するという、本来の目的は達成できたかなと思っています。

やはり、海外移住というその後の人生に関わる相談をするときに、「相談相手の顔の見えない会社」では不安であり、顔の見える会社のほうが安心感が出てくるということなのでしょう。

顔出しをしてインターネットで集客をしたほうがいいということは、多くのビジネスパーソンがわかっているでしょうが、実際にはそこまで行動できない人のほうがまだまだ多いのです。やり方もわからないし、メリットよりもリスクのほうを考えてしまうのでしょう。

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