食べる順番による血糖値コントロールについてのQ&A

ここで、いくつかの疑問に答えていこう。

Q.それぞれの食品を食べる間隔は?
臨床の場で、さまざまな場合が検証されている。0分、10分、20分あけるなど、どれも効果があるようだ。デンプンと糖を最後に食べるかぎり、続けて食べても血糖値曲線は平坦になるだろう。わたしはひとつの食品群を食べたら、すぐに次を食べている。

Q.食事にデンプンや糖が含まれていなかったら?
食事にデンプンや糖が含まれていなければ、もちろん血糖値の上昇はゆるやかになる(タンパク質もいくらかグルコースに変わるが、炭水化物よりずっと少ない)。それでも、先に野菜を食べて、次にタンパク質と脂肪を食べるほうが体にいい。

Q.いつも正しい順番でなくてはいけない?
本書のテクニックをどう使うかは、あなた次第だ。わたしの場合、やりやすいときは正しい順番で食べている。でもカレーやパエリアなど、野菜、タンパク質、脂肪、炭水化物が混ざっていて、分けるのが難しいときは気にしない。先に野菜を数口食べてから、後はそのまま一緒に食べることもある。

大事なのは、デンプンと糖をできるだけ後のほうで食べるのがベストだということだ。そして、少しくらい変えてもかまわない。まず野菜を食べ、次にデンプンとタンパク質と脂肪を一緒に食べても効果があるし、野菜を最後に食べるよりはずっといい。

【まとめ】
グルコースを最後に食べるのがいちばんいい。お皿にのっている野菜から始めて、次に脂肪とタンパク質、最後にデンプンと糖を食べよう。お腹がすいているときは、すぐに炭水化物に手を伸ばしたくなる。でもこのテクニックを使えば、やがて渇望を抑えられるようになる。
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