億万長者になれない人の4つの特徴

億万長者になるための心構えはご理解いただけたでしょうか。

もう一つ知っておいてほしいのは、億万長者にはなかなかなれない人の特徴です。やってはいけないことを知っておけば、やるべきことがより明らかになります。

お金の節約、投資、将来のためにお金を稼ぐ、金融資産管理の概念。ガラス瓶に積み重ねられたコインの上にコインを持ち、木の植物を育てる男は、ファンドの成長と富を描いています。
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1)その場の気分や雰囲気に流されてしまう人

コンビニの前を通ったら何となく寄ってしまうとか、友人が持っているものが欲しくなってしまう。こういう人は使うお金が少額であっても「ちりも積もれば山」となり、1億円への道は遠くなる一方です。

その場の気分や雰囲気に流されることなく、本当に欲しいものなのか、必要なものなのかをいったん立ち止まって考えられるようになる人が億万長者の資質を持っているのです。

2)今日すべきことを明日に回す人

やるべき仕事や提出すべき書類にぎりぎりまで手をつけない人。子どもの場合、夏休みの宿題や試験の勉強にぎりぎりまで手をつけない人。こういう人は、常に締め切りに追われ、結果的に使わなくてもいいお金と時間を使うことになりがちです。

億万長者はそんなことはしません。すべきことを後回しにはしません。

“Time is money.”(時は金なり)という言葉がありますが、億万長者は時間を無駄にはしないのです。

3)いつも不平不満を言っている人

嘘かと思われるかもしれませんが、お金は居心地がいいところを好みます。人間やペットが快適なところがいいのと同じです。そして、不平不満が多い人にはお金は集まってきません。

私が見てきた範囲から言うことですが、いつもニコニコして、周りの人に親切にする人、自分が親切にされたら「ありがとう」と言える人のところには、たくさん人が集まります。持ち込まれる話題が多いですから、生きるうえで参考になる話をたくさん聞くことができます。その中には投資に役立つ話もあるでしょう。こうしたことが積み重なって結果としてお金も増えるのです。

4)すぐあきらめる人

私が申し上げるまでもなく、人生いいことばかりは続きませんよね。一生懸命取り組んでいるのに、仕事で結果が出ないことは決して珍しいことではないでしょう。お子さんにたとえれば、たくさん練習しているのに部活のスポーツが上達しないとか、すごく勉強したのに試験がうまくいかなかったといったことでしょうか。だけど、そこであきらめてしまう人と、あきらめずに次も頑張ろうと思える人ではその後の結果に差が出ますね。

これはお金の世界も同じです。何でもあきらめずにコツコツ続けられる人が億万長者になれるのです。

結論はシンプルです。「まじめで明るい前向きな人」が億万長者になれるのです。そんなに難しくないと思いませんか?