投資で豊かになれる人、なれない人の差はどこにあるのか。40代で「億り人」となった米国株投資のカリスマ・たぱぞう氏が、わが子に教えている「お金付き合いの方法」とは――。

※本稿は、たぱぞう『僕が子どもに教えている1億円のつくり方』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

ビジネスと成功の概念。チェスボードには赤い王が立っているお金があります。
写真=iStock.com/Dzmitry Skazau
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億万長者になるために必要なこと

「億万長者」になるために必要なことが四つあります。

一つ目は明確な目標を持つことです。たとえば、「1億円をつくり億万長者になるんだ!」という目標を持つことです。

二つ目は誘惑を断ち切って、自分がやるべきことに集中することです。実は、億万長者になること自体はそれほど難しいことではありませんが、正直時間はかかります。だから「億万長者になるんだ!」という目標を持っていても、時に挫折してしまいそうになることがあるでしょう。

大人は身に染みてわかっていると思いますが、世の中には誘惑が多いですね。どこを向いても、何かしら欲しくなるものがありますし、やってみたいことがあります。お金を使うことで一瞬は幸せを感じられるものがたくさんあります。

しかし、億万長者になるためには、時にそのような誘惑を断ち切る勇気が必要です。これはお金と上手に付き合うために必要な素養の一つです。

三つ目は信念を持つことです。他人と同じことをしていても億万長者にはなれません。億万長者になるためには、ほかの人がやっていないことをやる必要があるのです。

たとえば、皆が車を持っていてもあなたは持っていない。デートでもきちんと割り勘にしているとしましょう。しかし、周りにそういう人がいないと、自分がやっていることが変なんじゃないか? と、時に不安に思ってしまうかもしれません。違います。他人と違う道を進んでいても、これが私が歩む道! と信じることが大事です。

そして、自分を信じるために大事なことが、正しい知識を持つことです。これが億万長者になるために必要なことの四つ目です。

お金の貯め方、増やし方、守り方、上手な使い方を知っておくことが大事です。宝くじに当せんすることでもない限り、お金は急には増えてくれません。だから、1億円を築くための行動はできるだけ早く始めて、時間をかけなければなりません。そして、始めるのに遅すぎるということもないのです。