現在、同市では1秒間に25万件もの自動車のGPSデータを収集できるという。これをもとに、渋滞をさらに解消する試みを始めようとしている。
市内を走行するバスなどの公共車両にセンサーを搭載し、道路の混雑状況を把握。これに、気象情報やイベント情報などを連動させ、市内を走行する1日70万台の自動車の動きを予測する。予測結果を自動車へ配信し、別のルートに導いたり、走行レーン数を一時的に増やすことで、より高度な交通渋滞解消策へと繋げようとしている。
ビッグデータの社会インフラへの応用は、日本でも検討が始まっている。
※すべて雑誌掲載当時