進学校ではなく「多様な子供たちの学びを保障する学校」に
今後は、グローバルコースも開設する予定だそうです。「海外大学への進学や帰国子女の受け皿となるだけでなく、マニアックな得意を追求していく生徒や、障害のある子、外国籍の子供が優遇して入れる制度を設けて入学させたい。進学校ではなく多様な子供たちの学びを保障する学校にしていきたい」と工藤校長。
「なぜこの学校の校長になったのか」という質問には、「全国の学校のモデルケースにしたい」と話します。最上位目的は、社会をアップデートしていくことです。そのために、「サービス提供型から自律型の学校へ、コンピテンシーベースの人材育成へ、社会貢献を目指した探究を行う実学への転換を図っていく」のです。
サイエンスコースの授業にも関わる官民のプロフェッショナルたちとも手を携えて、国を動かし、日本の教育を変えていこうとする工藤校長。
「そもそも教育は何のため? 誰のため?」その問いを教師だけでなく、親も考えていく時期に来ているのだと、改めて思いました。