「私は何も証明する必要はありません」

自分の価値を勉強、学歴、仕事などで証明しようとする人もいれば、人気、友達の数、常にボーイフレンドないしガールフレンドがいるかいないかで証明しようとする人もいるだろう。

自分はスポーツが得意という人は、スポーツで自分の価値を証明しようとするかもしれない。また、特定の人、例えば両親に認められることで自分の価値を証明しようとして、親の言うこと、望むことならなんでもするという人もいる。

だから、多くの人にとってこの「私は何も証明する必要はありません」というアファメーション(自分で自分に語りかけるポジティブな言葉)は画期的なのではないだろうか?

「証明しなくていいなんて、そんなバカな!」と思うかもしれない。しかし、何も証明しなくていいことに気づくこと、それを実感することが、鋼の自己肯定感を育てるための大前提となる。

先述のように、鋼の自己肯定感とは、条件を1つもつけずに受け入れ愛することだ。

入りたかった大学に入れないかもしれない。自分の生きがいだった仕事を突然失うかもしれない。事故に遭い、突然何もできなくなるかもしれない。親やパートナーに認めてもらえないかもしれない。

それでも、そんな自分を受け入れ愛すること、それが本物の自己肯定感だ。

「私は何も証明する必要はありません」

3週間続けて毎日、このアファメーションを唱えてほしい。そして仕事が思うようにいかない時、人間関係でいざこざがある時は、さらに追加で呪文のように心の中で唱えてほしい。

証明する必要はないのだから、イライラすることも心配する必要もないことが分かるだろう。

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