会社は辞めようと思えばいつでも辞められる

親が高齢化していて、介護が心配だという人は、リモートワークが可能なら、親の近くに住むという選択もあるでしょう。

自治体にとっても介護は大きな問題ですから、親世帯との同居や近居を望む人には支援するというところが出てきています。近居とは日常的な行き来ができる“スープの冷めない距離”に住むことで、同居よりハードルが低いです。

たとえば、神奈川県厚木市の「親元近居・同居住宅取得等支援事業補助金制度」は、親世帯が厚木市在住で、子世帯が市外から転入する場合、同居用の住宅購入だと60万円、近居なら40万円が補助されます。リフォームは費用の1割で上限20万円。

ほかにも子世帯に中学生以下の子供がいる、子世帯の世帯主または配偶者が40歳未満など4つの条件を満たすと、それぞれ10万円ずつ加算され、最大100万円になります。

千葉県松戸市も「三世代同居等住宅取得支援」で、親世帯が松戸市在住、子世帯に中学生以下の子供がいることなどの条件をクリアすると、同居用の住宅購入には75万円、近居なら50万円の補助金が出ます。子世帯が市外から転入すると、ここに25万円が加算されて、最大100万円になります。

山梨県の鳴沢村なるさわむらの「三世代同居等支援事業補助金」は、親世帯と子世帯両方、もしくはどちらかの転入による同居・近居でも補助金が出ます。

条件は子世帯に中学生以下の子供がいること。補助金は住宅購入なら、同居でも近居でも費用の2分の1で、新築なら上限100万円、中古なら80万円。同居なら改修でも補助金が出ます。

会社は、辞めようと思えばいつだって辞められる。自分が会社を「クビ!」にすればいいだけ。

それに気づけば、楽しい将来の計画をいろいろと立てる気力が湧いてくるはず。

頭にネクタイを巻いて紙を破っているビジネスマン
写真=iStock.com/SunnyVMD
※写真はイメージです
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