カリスマFP指導で月9万円も支出圧縮できた全プロセス

住宅ローンは、借り換えが視野に入ります。ですが、今の住宅ローンは非常に金利が低い時期の借り入れで、借り換えメリットがありません。そのため今後、金融機関でボーナスなし、毎月返済のみのプランに変更できないか、相談に行ってみることにしました。

自動車のリースは、諸経費を丸ごと含めて毎月分割払いをしていくので、計画的に自動車と付き合えると一時期人気があったものです。リースには、残価を残したオープンエンドと、残価を残さないクローズエンドの2タイプがあるのですが、オープンエンドでの契約の場合は、契約終了時に買い取りが可能です。

間もなく契約終了ですが、今後も自動車は必要とのことで、買い取りを検討しました。もう一度リースを組む、もしくは返却して違う車を購入するなど方法はありましたが、支払額をおさえるためです。買い取りの見積金額は約70万円。現在240万円ある貯金から払って清算することにしました。

スマホの端末代も、分割払いで払うよりも一括で払った方が割安です。3台分で計5万円程度の残債でしたので、これも貯金から一括で支払うことにしました。

数百万円に及ぶ教育ローンだけは一括で返済することは難しく、そのまま返していくことにしました。

後藤家のメタボ家計BEFORE→AFTER

これらと同時に、それ以外の支出も圧縮を試みました。外食やテイクアウトが多くなりがちな食費(月8万4000円)は、中食、テイクアウトも利用しつつ、自炊の割合も多くするよう意識と工夫をしてみることにしました(月6万1000円に減)。休日に長期保存、冷凍保存が可能なものを調理しておいたり、簡単で時短なレシピを探したり。やり始めると意外と面白みを感じるようになったそうで、次第に朝・夕食だけではなく、簡単なお弁当を持っていけるまでになりました。

お弁当を買うことを想定して小遣い額を設定していたため(全体で月8万円)、その分を減額することもできました。夫-7000円、妻-7000円、次男-6000円、合計で2万円の減額です。

食費の減額ができると、日用品やクリーニング代、洋服代などの被服費なども、「もったいない」と感じるようになり、買いすぎを意識したり、自分で対処したりし始め、支出が下がりました。全体的に支出が下がり、月の支出が以前より、8万9000円も下げられました。

ただし、一括での返済や買い取りをしたため、貯金は一気に110万円減の130万円に減ってしまいましたが、毎月5万円弱の黒字がでるようになりました。