人生を自分で考えて切り開いていける子に育つ

近年、中学入試の問題は非常に良問が多い。問題文の中に書いてある知識と、自分が持っている知識を使って、小学生なりにどう考えるかを見る問題が増えている。このような思考力を鍛える勉強を小学生のうちからしてきた子は、その後の人生においても、自分の力で考えていけるに違いない。中学受験の醍醐味だいごみはそこにあると考える。なんとなく考えているつもりになりがちな上積みだけの探究学習よりも、よほど効果が高いだろう。

誤解をしないでいただきたいのが、探究学習が悪いと言っているわけではない。知識をないがしろにしている世の風潮が危険だということだ。考えるのには知識が必要であること、知識を覚えるには正しい覚え方があるということをぜひ知っておいてほしい。

(構成=石渡真由美)
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