退職挨拶メールで印象を残す方法とは

退職の挨拶は、これまでお世話になった気持ちを伝えるだけでなく、去り際の印象をよくすることも重要です。今後、元同僚や元上司たちと一緒に働く機会がゼロとは言い切れません。もしかすると、取引先として接する可能性もあります。

最近は、歓送迎会を開かず、メールでのご挨拶だけになってしまうことも多いため、なおさらメールの印象は重要です。

ビジネスメールの印象で大切なのは、第一に信頼感です。定年や自己都合による退職では、引き継ぎなどの業務的な要素をしっかり入れることで最後まで信頼できる人物像を印象付けることができます。

次に、シンプルで簡潔なメール文体だと、スッキリと整った印象を与えます。多数に送る社内メールでは、退職理由は「一身上の都合」とし、お世話になった感謝の言葉にとどめ、退職後の予定など詳しく書かなくてもOKです。

退職挨拶メールの例文

<退職 社内一斉送信する際の例文>
私事ですが、このたび、一身上の都合により、○月○日付で退社することとなりました。
本来であれば直接ご挨拶を申し上げるべきところですが、メールでのご挨拶にて失礼いたします。
これまで至らぬ点もあったかと思いますが、多くの方々にサポートしていただきながら、業務を通してさまざまなことを学ばせていただきました。
この会社での経験や学びを活かし、今後もより一層精進してまいります。
なお、現在の案件等の引き継ぎにつきましては、○○さんが担当します。
最後になりましたが、皆様のさらなるご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
今まで、本当にありがとうございました
<定年退職 社内一斉送信の例文>
このたび、3月末日を持ちまして定年退職の運びとなりました。
入社して○○年、こうして今日を迎えられたのは、ひとえに皆様のおかげです。
いろいろとご協力くださいましたこと心より御礼申し上げます。
なお、現在の案件等の引き継ぎにつきましては、○○さんが担当します。
皆様におきましては、健康に気をつけて益々のご活躍をお祈りいたします。
○○会社のさらなる発展を心より祈っております。
今まで本当にありがとうございました