社外・取引先への退職メールを送る場合

社内へ送る退職メールと社外へ送る退職メールは意味合いが違います。社外には会社の信用を損ねないことであなたへの信頼も守ります。

社外向けメールで押さえたい点は2つです。1つ目は、退職日と引き継ぎや後任者についての情報をしっかり伝えることです。2つ目は、私用連絡先は不記載にすることです。会社を通しての関係だったことを頭に置き、一線を引いておきましょう。

<社外向け退職基本文例>
いつもお世話になっております。○○の○○でございます。
私事ですが、一身上の都合により○月末をもって退職をいたします。
○○様には何かとお力添えをいただき心より感謝申し上げます。
最終出社日は○月○日の予定です。

後任は、○○が務めます。
後任の連絡先:××

引き継ぎには万全に準備を整えて参りますので、今後もどうぞ変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。
末筆ながら、貴社のご発展と○○様の益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます

特に親しい相手とは社用メール以外でコミュニケーション

相手との関係性や転職先にもよりますが、特に親しい方とは電話やSNSで個人的につながるなどして、社用メール以外でコミュニケーションをとるといいでしょう。

また職場環境が変わっても、これまで培ってきたキャリアの人脈が意外なビジネスチャンスにつながることも珍しくはありません。これからも仕事の関係が続くようなら、新たな職場から改めてご挨拶のメールをお送りして、転職先での仕事内容や任されているポジションなどをメールでご報告し、「またぜひ一緒にお仕事をしたい」という意向を伝えるのもいいでしょう。

私ごとで恐縮ですが、新卒で入社した会社の先輩や上司、社外の仕事関係の方と20年以上たった今でもSNSを通じてつながっています。今なお仕事でお世話になることもありますし、時には温かい応援の言葉を贈っていただき、節目でポンと背中を押してもらっています。

きっと同じ現場で苦楽を共にした人のご縁はあなたのビジネスや人生の大きな財産となるはずです。転職、退職の挨拶メールで日頃の感謝とこれからも良いお付き合いをしたいという気持ちを伝え、丁寧にご縁を紡いで次の人生のステップに気持ちよく踏み出しましょう。

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