※本稿は、本要約チャンネル『「読む」だけで終わりにしない読書術 1万冊を読んでわかった本当に人生を変える方法』(アスコム)の一部を再編集したものです。
休日に「何もしなかった」と後悔しないために
本要約チャンネル流読書術の中から今回は「ランニング読書」について紹介します。これは、
・本を読む前に、5分間の軽いランニングをする
というものです。
ただそれだけで、集中力が高まります。
みなさんには、こんな経験はないでしょうか?
休日の天気のいい午後。はじめのうちは、「勉強をしたい」「本を読みたい」という前向きな気持ちがあった。それなのに、一歩が踏み出せず、気がつけば何をしたわけでもなく、一日が終わってしまった。
そして、せっかくの休日がもったいないと思いつつ、また仕事に明け暮れる日々が始まり、結局本を読まずに過ごしてしまう……。
こうした「小さな後悔」は、ランニング読書をすればなくなります。たった5分、ランニングをするだけで、誰でも「やる気スイッチ」が入り、本が読めるようになります。ある意味、強制的に自分を「学び」に向かわせることができるのです。
実践してみて実感した「5分間のランニング」効果
集中力を高めたり保ったりするうえで「いい」とされている方法は、「姿勢を正しく保つ」「胃に負担のかかるものを食べない」「カフェインをとる」「邪魔にならない程度のBGMを流す」「質の高い睡眠をとる」など、たくさんあります。
でも、1万冊以上の本を読み、集中力を高める数々のメソッドを実践した結果、僕たちがたどりついた最強の方法は、「5分間の軽いランニングをすること」です。今のところ、これに勝るものはありません。
教育大国スウェーデンにあり、ノーベル生理学・医学賞を選考する機関「カロリンスカ研究所」で研究を重ねた、精神科医のアンダース・ハンセン氏は、著書『一流の頭脳』(御舩由美子訳、サンマーク出版)の中で、
「運動は集中力の改善にすぐれた効き目を発揮する、副作用のまったくない薬だ」
と述べています。
この本では、脳のコンディショニングを高め、「やる気」「学力」「記憶力」など、さまざまな点で「一流の頭脳」になる方法が語られています。
「運動が脳にどれだけよい効果をもたらすか」について科学的に学ぶことができ、運動についての考え方が一変するので、「本を読むために、わざわざランニングなんてしたくない」と思っている方は、ぜひ手に取ってみてください。