「『新庄語録』はとんがっていて、実は鋭い。現役時代、阪神で故・野村克也監督の緻密な野球を学んだ。『野球のことを考えて、気づいたら朝になっていることもある』という」(朝日新聞デジタル、12月23日より

新庄はメジャーリーグでマイナー暮らしを経験している。ポンコツのバスでの移動、使い回すバスタオル、食事は薄い食パン1枚だけ。「笑っちゃうくらい大変な世界」(『もう一度、プロ野球選手になる』)だったという。

これほど厳しい世界から脱してメジャーに上がりたいと死に物狂いで練習する。一度メジャーに上がったら二度とマイナーには行きたくないと、必死になる。日ハムの2軍をそのように変えて「嫌ならはい上がってこい」と考えているようだ。

「根気よく選手を育てることができるか」

辛口で有名な広岡達朗も、11月27日配信のNEWSポストセブンでこう評価している。

「『優勝を狙わない』というのは就任会見でも言っていましたが、それはまだ優勝を狙える戦力が揃っていないということを言いたかったのでしょう。同じように優勝できないと思っていても『狙います』と言う監督が多いなか、正直でいいじゃないですか。『ビッグボス』と呼ばせているのも彼なりの計算ですよ。今はとにかく選手を育て、その時がきたら『優勝を狙う』と宣言するタイミングを考えているのだと思います。チーム作りには順序があることがわかっているんです」

「新庄は1年契約です。フロントが認めれば2年目も契約するだろうし、そして3年目に『いよいよ優勝を狙う』と宣言すれば大したものです。彼はデタラメに見えても馬鹿じゃない。この改革が成功すれば、原監督はじめ、これまでの監督やコーチはみんなクビですよ」