複雑に絡み合った経営課題を解決するためには、まずは問題がどこにあるかを見極めなければならない。広く深く「鳥の眼と虫の眼」の視点で問題を把握する手法として、誰でもできる「課題分解」をご紹介しよう。

どんな問題があるか課題分解によって発見する

企業が抱える経営課題には大小さまざまなレベルがある。

石油化学産業向け鋳鉄パイプを主力商品とするある製鉄会社の場合、いかにして品質を高め、顧客満足度を上げることで競争力を高めるかがテーマだった。