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テレビの見方

テレビは、見るなら自分が主導権をもって番組を選び、有用な部分だけ見るようにすることだ。「テレビは決めた番組しか見ないなど、ルールを決めている」人は、年収500万円台では31.2%だが、1500万円以上だと48.7%と半数に近い。また「録画、倍速、CMを飛ばすなど見たい部分だけを見る」に「あてはまる」と回答した人の割合を比べると、年収500万円台が11.6%なのに対し1500万円以上は21.2%と約2倍。収入の高い人ほどテレビに流されない工夫をしているといっていいだろう。

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夜寝る前・健康管理

「夜寝る前の時間帯にすることを決めている」という人が年収1500万円以上は48.7%、500万円台でも43.4%いる。これが「良質な睡眠が得られるよう、夜寝る前に積極的に心身両面でのリラクセーションを工夫している」になると、あてはまる人の割合が年収500万円台では21.9%なのに対し、1500万円以上では36.6%とかなり差が開いてくる。質が高ければ、短い睡眠でも爽快感が得られる。その意味で、睡眠のコストパフォーマンスを高めることも時間術のメソッドといっていい。

睡眠は体だけでなく心の健康にも深くかかわっている。また健康を損なえば人生の目的を叶えることもできなくなってしまう。「ジムに通う、ジョギングをするなど、定期的に体を鍛える習慣がある」という質問に「あてはまる」と答えた人の割合は、年収1500万円以上で22.2%。年収500万円台の約2倍だ。同様に「食事はバランスを考えて、食材や栄養が偏らないよう気をつけている」という質問の回答も、年収1500万円以上は21.9%で、500万円台のほぼ2倍になっている。

「体重を記録するなど、目に見える数値によって健康や体調を維持している」人の割合が、年収1500万円以上で19.9%と、500万円台の9.3%を引き離しているところにも注目したい。私自身も実践しているが、数字を記録したり、グラフなどの形で見える化するのは、行動を継続するための手段としてはきわめて有効だ。

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整理整頓

「始業後すぐ、退社前など、1日のうちで時間帯を決めて、掃除や整理整頓をする仕組みや習慣がある」に「あてはまる」と答えた人の割合は、年収500万円台が5.8%に対し、1500万円以上は10.1%と約2倍。同じく「書類は3カ月など期限を決めて処分している」では7.7%に対し12.7%と約1.6倍になっている。

整理整頓に関しては、普段使うものは置き場所を決めておくのが基本。探したり迷ったりするのは時間の無駄以外のなにものでもない。収入が高い人ほど整理整頓を仕組み化し、捨てるルールを決めているのは、当然の結果といっていい。