欲しいものが明確な人ほど、人生のラクな抜け道を進める

都心に住む必要がないなら家賃の安い地域に行けばいいし、地方とかの空き家に運よく住まわせてもらえるなら家賃はかからなくなるし、食事にこだわらないなら食費も圧縮できるし、服もGUとかで安くてもの持ちのいいやつを買えばそれ以降はほとんどかからない。

実際、僕は奢られる(食事の質にこだわらない、知らない人と会うことが苦痛じゃない)ことで食費(一時期は家賃も)を圧縮できていたので、働く必要さえなくなりました。

自分の欲しいものが明確な人ほど、人生のラクな抜け道を進むことができるのです。

いまどきはバイトの最低賃金だって一番低い県でも790円はあります。

その気になれば高校生だって、1日6時間・週4勤務とかで1カ月に7万円台は稼げますよね。都内なら最低賃金は1000円超だから10万円弱にはなる。ちょっと探せば誰だって自分にとっての労働負荷がかからない稼ぎ方を見つけられるはずです。

それにボロアパートでもよければ、都心でも3万円以下の部屋だってあります。別に僕みたいに固定費を完全に0まで下げなくても、ちょっと冷静になって考えてミニマムに圧縮できれば、高校生のバイト代程度でもなんとか生きていける。これ、すごい気がラクになりません?

余裕ができてから欲求を増やせばいい

もちろんそのためには、贅沢ぜいたくはできないし、お金のかかる恋人や結婚とかも厳しいかもしれない。でも、もしそこが人生の中であきらめられる人なら、バイト日の残りの18時間×4日分+バイトのない丸3日分は、それこそお金にならないアニメのまとめサイト作りのような好きなことに没頭してたっていい。さっきの餃子ニートなんてまさにそれ。

僕が思うに、みんな余裕ができてから欲求を増やせばいいのに、あきらめない人が多いから、人生序盤からコストがかさんで無自覚のうちに人生をハードゲー化しちゃってるんですよね

結局人は、「しんどいことで稼がなきゃいけない」と思うから苦しくなります。

でも本当は自分さえ許可を出せれば、自分にとって負担にならない労働強度の中でささやかに稼ぎながら、他の時間を全部好きなことに費やしたり、ただただゴロゴロしたり、自分に正直に生きる人生で別にOKなのです。