わたしの場合はショートスリーパーの性質があるので、8時間も寝たら体がだるくなってしまいます。そこで、睡眠は4時間程度にし、日中に仮眠を取り入れています。このように、自分のサーカディアンリズム(約24時間を周期として繰り返される内因性のリズム)を把握しておくことが大切です。

早寝早起きが合わない人もいる

夜型の人がいきなり朝型の生活をしようとしても、うまくいかないどころか、余計に苦痛を感じることにもなりかねません。これは実体験からの話ですが、かつてわたしが心身を病んでいた頃、あるカウンセラーに「規則正しい生活をしてたっぷり寝てください」といわれました。

『Study Hack! 最速で「本当に使えるビジネススキル」を手に入れる』(KADOKAWA)
『Study Hack! 最速で「本当に使えるビジネススキル」を手に入れる』(KADOKAWA)

それはそれで正しいのですが、わたしにはまるで合いませんでした。早寝早起きをすればするほど、全身に脱力感が広がり、気分が悪くなってしまったのです。そこで、試行錯誤の末に、「遅寝早起き+仮眠」という、自分にとってベストのリズムを見出しました。

このように、自分に合ったリズムにしたがうことで、質のいい睡眠を手に入れることができ、結果的に自己肯定感が高まっていきます。

わたしは、寝る前に甘いお菓子も食べています。これは普通に考えたら、質のいい睡眠にとっては「やってはいけないこと」でしょう。でも、寝る前に甘いものを少し口にすると、脳内で神経伝達物質であるドーパミンが分泌されて、「今日もよかったなあ」と思いながら安心して眠れるのです。ぜひ、自分にとって心地いい状態を探してみてください。

【関連記事】
ハーバード大75年の追跡調査「人間の幸福と健康」を高めるたった1つの方法
「がんばりすぎることは人生のリスク」周囲の評価に振り回されない私になる思考法
"本気出してないだけで本当はすごい"「万能感タイプの人」の踏んではいけない4つの地雷
メンタル不調のときにまず食べるべき最強で手軽な「うつぬけ食材」
会議で重箱の隅つつく「めんどくさい人」を一発で黙らせる天才的な質問