不安でつらいときこそ、大きく変わるチャンス
ごまかさないでください。無理やり、ポジティブを装わないでください。どんなに不安になっても、どんなに絶望的な状況に追い込まれても、生きている限り、そこから抜け出すことはできます。冷静に考えることができれば、抜け出す方法はいくらでもあります。
ですからまずは、自分が感じている不安や焦り、恐怖、ショックなどを否定しないで受け入れてください。
「今は、不安なんだね」
「今は、不安に押しつぶされそうなんだね」
「今は、未来に希望なんて見いだせないくらい一時的にショックを受けているんだね」
そうやって、受け止めてみてください。
そして、不安は、変わる時期にきているというサインでもあります。あなたが新しいことをはじめる時期に来ているということ、ある意味でチャンスが到来しているのです。不安、大変、しんどい、つらいというときこそが、大きく変わるチャンスです。
前向きに挑戦しているから「不安」を感じる
「不安」というと、ネガティブな印象を持つ方が多いです。また、不安だから「行動しない」「挑戦しない」「先延ばしする」など、不安を、行動しない言い訳に活用する方もいます。ですが、不安は決してネガティブなものではないのです。不安の捉え方を変えてから、私はより行動できるようになりました。
どんなときに、私たちは不安を感じるのか?
それは……
未来に向けた理想や目標があって、その理想や目標実現に向けて具体的な行動をするプロセスで不安は感じるもの。つまり、不安は「理想と現実」のギャップがあるからこそ、感じるのです。そのギャップを埋めようと思ったときに、不安になります。
不安は生きている限り、前向きに挑戦している限り起こる感情です。不安は、未来の理想や目標を持っているときに起こるのです。だから、不安になってもいい。むしろ、理想の未来に向かって挑戦しているから不安にもなるのです。だから私は、不安は、「挑戦しているサイン」と捉えるようになりました。
逆に、「不満」ばかり感じているときは、危険なサインかもしれません。なぜなら、不満は「自分以外の誰か」に何かを期待しすぎているときに感じるものだからです。
もし、今あなたが「不安」を感じているのなら、自分の理想と現実に向き合っているということ。そしてもし、今あなたが「不満」を感じているのなら、周りの環境や誰かのせいにしている可能性があります。