子供2人を育てながら、外資系企業に勤務し、睡眠は7時間、余暇を1.5時間を確保する。そんな生活を続けてきたVoicyパーソナリティの尾石晴氏は「時間を作るうえでもっとも重要なのは、時間の引き算という考え方。やらなくていいことが決まれば、自分の自由な時間は作れる」という――。(前編/全2回)
※本稿は、尾石晴『やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ』(実業之日本社)の一部を再編集したものです。
「時間の引き算」で自由な時間を作り出す
あらゆる時短テクニックを使っても、思ったように自分の時間を増やすことができない。仕事を定時に終わらせて帰ることもままならない。そう悩んでいる人は多いはずです。
以前は私もそうでした。これ以上仕事の時間を削ることはできないし、なんだかんだ家に帰ってから家事や子どもの世話をしていると、あっという間に22時……。一体どこに時間を作る余裕があるのだろうと思っていました。
そんな私でしたが、7年の試行錯誤の末に自ら編み出した「やめる時間術」を駆使し、職場で管理職になっても、子どもが2人になっても、毎日1時間半の自分時間を余裕で作れるようになりました。平均5時間半だった睡眠時間が1時間半延びて7時間になり、子どもとの時間も取れるようになったのです。
そして、仕事と2人の子育てを両立しながら、やりたいことをやれるようにもなり、最近では会社員以外で十分な収入を稼げるまでになりました。
2020年には会社員を卒業し、ヨガスタジオや本の執筆など、様々なことに挑戦しています。本稿では、私が自分時間を作り出すために実践している、誰でもすぐに使える「時間の引き算」について紹介します。